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お口の乾燥にご用心!自宅でかんたんドライマウス対策

2024年12月3日

こんにちは。院長の平田です。

寒さが深まるこの時期に気になるのは空気の乾燥。お肌や唇のケアに気を遣っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

 

しかし、乾燥のケアが必要なのはお口の中も同じ。「口が渇くだけなのでは」と思われがちですが、お口の中が乾燥していると日常生活や健康面にも大きな影響を及ぼします。しかも、冬の乾燥とは関係なく起こるため、常に注意が必要です。

 

 

 

 

 ドライマウスの意外な症状とリスク

お口の中のだ液の分泌量が少なくなり、のどが乾いたり、口の中が乾燥し、不快感や痛みが生じたりする病気を「ドライマウス」といいます。

その症状のひとつに昼夜問わずに続くお口のネバつきがあります。この状態が続くと、食事の際に食べものが飲み込みにくくなったり、味覚が鈍くなったりすることがあります。また、滑舌が悪くなるなど、会話にも支障をきたしてしまうことがあります。

 

次に、気をつけたいのは健康面への影響です。
だ液にはお口を清潔に保ち、細菌やウイルスを殺菌・消毒する働きがあります。

 

 

 

お口の渇きでだ液が少なくなると、むし歯や歯周病、口臭などのお口トラブルが増えてしまうだけでなく、風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクも高まってしまいます。

 

 

 

 

 だ液腺マッサージでドライマウス対策!

だ液の量が少ないと気になったら、ドライマウスケアがおすすめです。毎日の簡単ケアで、お口を潤していきましょう。

お口の渇きを感じたら、まず実践したいのが「だ液腺マッサージ」です。お口の周りには3つの大きな「だ液腺」があり、優しくマッサージすることでだ液の分泌を促せます。

 

(1)耳下腺(じかせん):指数本分を耳の前(上の奥歯あたり)に当て、優しく円を描くように10回ほど動かします。

(2)顎下腺(がっかせん):あごの骨の内側にあるくぼみ(柔らかい部分)を3~4か所ほど、順番に5回ずつ優しく押していきます。

(3)舌下腺(ぜっかせん):あごの中心の柔らかい部分を、両手の親指で上向きに10回ほど押します。

 

 

 

 

 

 マッサージが難しい方には保湿剤もおすすめ

マッサージを続けることが難しい方にはお口専用の保湿剤もおすすめです。ドラッグストアなどでも手軽に入手できるので、以下を参考に症状やシーンに合わせて使い分けてみてください。

 

・ジェルタイプ

保湿効果が高く、長時間持続します。夜間の乾燥対策に、就寝前の使用がおすすめです。

 

・スプレータイプ

手軽に使えて、持ち運びにも便利です。日中のケアや外出先のケアにおすすめです。

 

・マウスウォッシュタイプ

口内を潤しながら洗浄もできる便利なアイテムです。乾燥が少し気になる方の予防ケアにおすすめです。

 

 

 

お口の渇きが気になりつつも、「これぐらいなら大丈夫」と軽く考えてしまう人は意外と少なくありません。しかし、その状態を放置するとお口の健康だけでなく、日々の生活の質にも影響を及ぼしていきます。少しでも気になることや当てはまる症状があれば、お気軽に当院へご相談ください。

 

 

グレイスデンタルクリニック
〒700-0975
岡山市北区今7丁目23-20
TEL:086-250-8800
URL:https://www.grace-shika.com/
Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/QsnKKrAF42neDDEDA

 

「歯にモノが挟まる」は危険信号?原因と放置のリスクとは

2024年11月5日

 

こんにちは。院長の平田です。

11月3日は「文化の日」ですが、「11(いい)3(サンド)の日」という語呂合わせから、「サンドイッチの日」でもあります。実はサンドイッチの由来でもある、イギリスのサンドウィッチ伯爵の誕生日でもあることから世界的にも「サンドイッチの日」として知られています。

 

 

 

サンドイッチは具材をパンに挟む食べもので、お花見やピクニック、運動会など幅広いシーンで親しまれていますが、挟むといえば食べものが歯に挟まることが気になった事は無いでしょうか?
「単なる偶然」と思いがちな、食べものが挟まる悩み。しかし、その症状はお口の中に何かしらの変化が起こっているサインかもしれません。

 

 

 

 

 なぜ食べものが挟まる!?

たとえば、「むし歯」や「歯周病」の進行もそのひとつです。むし歯によって歯の形が変わると、そこに食べものが引っかかりやすくなります。また、歯周病が進行して歯ぐきが痩せたり、歯が動いたりすると、新たなすき間が生じて挟まりやすくなります。

 

 

 

ほかにも、「加齢による歯並びの変化」「つめもの・かぶせものが経年による劣化や変形で合っていない」などが原因になっていることも。

特に「以前はこんなに挟まらなかったのに……」とイライラすることが増えたら要注意です。放置せずに、早めに歯医者さんで一度診てもらいましょう。

 

 

 

 

 放置するのはNG!口臭のリスクも

挟まった食べかすは細菌の絶好のすみかとなり、むし歯や歯周病を悪化させるだけでなく、口臭の原因になることも。さらに、歯と歯の間の汚れが目立つと見栄えも悪く、気づかないうちに周囲の人に不快な印象を与えてしまいかねません。

 

 

 

また、頻繁に挟まることによる歯ぐきへの刺激は、やがて痛みや出血を引き起こしていきます。放っておくと、わずかな刺激でも大きな痛みを感じやすくなり、食事の楽しみを半減させてしまいます。

 

 

 

 

 食べものが歯に挟まったら治療で解決!

むし歯が原因であれば悪い部分を取り除いて、そこにつめものやかぶせものを入れることですき間をなくすことができます。つめものやかぶせものが合っていない場合は、新しく作り直すことで問題を解決できます。

 

一方で、歯周病の場合は歯ぐきが弱って歯が動きやすいため、治療をしてもしばらくすると再びすき間が生じてしまうことがあります。そのため、歯科医院で適切なブラッシングや歯間ブラシ、フロスの使い方を指導してもらい、日々のケアを徹底することが重要です。

 

 

 

「近頃、食べものが挟まりやすい」と気にはなっていたものの次第に慣れてしまい、そのまま放置しているという方は意外と少なくありません。しかし、その些細なトラブルがのちのち大きな問題へと発展してしまうおそれがあります。「たいしたことないから」と放っておかずに、早めに歯科医院でチェックしてもらい、適切な対策を行っていきましょう。

 

 

グレイスデンタルクリニック
〒700-0975
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