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ご飯を上手に食べられなくなると認知症リスクが高くなる!?

2025年6月5日

こんにちは。院長の平田です。

アスパラガスは春から初夏にかけて旬を迎える野菜で、なんと1日に10cm程度も伸びるそうです。

 

 

 

そんなアスパラガスはシャキシャキとした独特の歯ごたえが魅力のひとつ。しかし、お口の機能が低下してしまうと、上手に食べることができなくなり、食感を楽しむことも難しくなってしまいます。

 

 

 

 

 加齢と共にご飯が食べられなくなる

年齢を重ねるごとに身体のさまざまな機能が低下していきますが、お口の機能もそのひとつです。お口の機能が低下すると、歯があったとしても食べものを上手に噛むことやお口の中で丸めることが苦手になり、飲み込むことも難しくなってしまいます。

 

 

 

すると、お米やパン、麺類といった炭水化物中心のやわらかく、食べやすいものばかりを好むようになり、だんだんと食事の種類や栄養バランスが偏ってしまうのです。

 

 

 

 

 ご飯が偏ると認知症リスクが高くなる

人間の身体は食べものを噛むことによって、脳へと血液が送り込まれる仕組みになっています。しかし、やわらかい食べものに食事が偏ると、噛む回数が減ってしまうため、脳血液量が減っていきます。

 

 

 

脳は血液が送り込まれることで刺激を受けて、神経活動が活発になります。つまり、脳血液量が減少することが神経活動の低下につながり、やがて記憶力や集中力といった認知機能までもが低下してしまい、認知症リスクが高くなってしまうのです。

 

 

 

 

 50代から自覚症状なく進行する!?

お口の機能が何歳ぐらいから低下していくのか、ご存じでしょうか?実は、50代の4割の方はお口の機能が低下していると言われています。その後も年齢を重ねるごとにお口の機能が低下している方の割合は増えていき、80代ではなんと100%の方が何らかの機能低下を抱えている、という研究結果も。

 

 

 

お口の機能が低下してしまっても、早期に気がつくことができれば、トレーニングによって回復したり、機能を維持したりすることができます。

 

50歳以上であれば、どなたでも健康保険を利用してお口の機能が低下しているかどうかの検査を受けることができます。その検査結果や生活習慣に応じて、患者さま一人ひとりのお口に合ったトレーニング方法もお伝えしています。

認知症を予防するためにも、気になる方はぜひお早めにご相談ください。

 

 

グレイスデンタルクリニック
〒700-0975
岡山市北区今7丁目23-20
TEL:086-250-8800
URL:https://www.grace-shika.com/
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その磨き方で大丈夫?年齢別・親子で始めるむし歯対策

2025年5月7日

こんにちは。院長の平田です。

5月30日は「ごみゼロの日」です。愛知県豊橋市から広がり、今では全国各地で地域のゴミ拾いなどの美化運動が行われているそうです。

 

 

 

さて、ゴミ拾いで地域をきれいにすることも大切ですが、お口の中をきれいにすることももちろん重要。特に小さなお子さまの場合は、乳幼児期からのケアが将来の健康に大きく影響します。

そこで、今回はお子さまの年齢別に必要となる歯の磨き方についてご紹介します。

 

 

 

 

 0~2歳:歯みがきの第一歩は「慣れること」から

赤ちゃんのお口に可愛い乳歯が生えてきたら、歯みがきトレーニングのスタートです。まずは、清潔な指でお口の中を優しく触わることから始めてみましょう。慣れてきたら、乳歯用のやわらかい歯ブラシで1本ずつ優しく磨いていきます。

 

 

 

この時期の歯みがきは「しっかり磨く」より「慣れる」ことが大切。上手にできたら、思いきり褒めてあげるのがポイントです。嫌がるときは無理をせず、ガーゼでお口を拭いてあげるだけでも構いません。歯みがきが楽しい時間になるように、明るい雰囲気づくりを心がけましょう。

 

 

 

 

 3~5歳:自分で磨く練習&仕上げ磨きを習慣に

この年齢になると、何でも「自分でやってみたい!」という自立心が芽生えてきます。自分で歯ブラシを持ちたがったら、まずは保護者が正しい持ち方と動かし方を見せて、一緒に磨く練習を始めましょう。

 

 

 

ただし、1人ではまだ十分に磨けないため、最後は必ず親御さんが仕上げ磨きを行ってください。特にこの時期は、

・上の前歯の外側

・奥歯のかみ合わせ

・歯と歯の間

がむし歯になりやすいため、重点的に磨くことが大切です。可能であれば、デンタルフロスも取り入れてみましょう。

 

 

 

 

 6~12歳:1人でもしっかり磨ける練習を

6歳を過ぎると乳歯が抜けはじめ、永久歯が生えてきます。この時期からは、1人でもしっかりと磨ける習慣を身につけることが大切。歯ブラシの毛先の当て方を親子で確認しながら、隅々まで丁寧に磨く練習をしましょう。

一方で、生えたばかりの永久歯はむし歯になりやすい状態がしばらく続きます。そのため、磨き残しが無くなるまでは仕上げ磨きを続けるのが望ましいでしょう。市販の「染色液」で磨き残しが無いかチェックすることもおすすめです。

 

 

 

子どもの歯みがきに対しては、「これで本当にいいのだろうか?」と親御さんが不安に感じてしまうことも少なくありません。そんなときは、歯科医院で定期的なチェックを受けるのがおすすめ。年齢やお口の状態にあったアドバイスを受けることで、毎日のケアの質がぐんと高まります。

さらに、小さいうちから歯医者さんに通う習慣をつけておくと、治療が必要になったときにもスムーズに対応できるようになります。ぜひ歯医者さんと二人三脚でお子さまの健やかな成長を見守っていきましょう。

 

 

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「洗口液」で手軽にワンランク上のお口のケアを!

2025年4月2日

こんにちは。院長の平田です。

4月は衣替えをして冬物の衣類や布団などをしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。たとえ1回しか着ていなくてもこれらには汗や皮脂がついているので、しまう前に洗うことをおすすめします。

 

 

 

衣類や布団を洗うことも大切ですが、お口の中をきれいに洗うこともまた大切です。そんなお口をきれいにするケア用品に「マウスウォッシュ(洗口液)」があります。

 

 

 

 

 洗口液ってどんなもの?

洗口液はお口の中を清潔にしてスッキリさせたり、気になる口臭を防いだりするために使用するオーラルケア用品です。これに加えて、近年はむし歯や歯周病の予防、ドライマウスの改善など、目的に応じたさまざまな製品が販売されています。

 

 

 

使い方はとても簡単で、通常は歯みがきの後に適量(製品の用量に従いますが、多くは10~20ml)をお口に含み、30秒ほどブクブクとすすいだ後に吐き出します。歯ブラシが届きにくい部位まで行きわたるように意識するのがポイントです。

 

 

 

 

 洗口液を使うと、こんなにいいことが!

洗口液は、日常のオーラルケアを補完する便利なアイテムです。毎日の歯みがきにプラスすることで、以下のようなメリットが得られます。

 

 

 

(1)お口の中の細菌を減らす

殺菌成分配合の洗口液を使うと、お口全体の細菌数を減らし、むし歯や歯周病、口臭を効果的に予防できます。

 

(2)気になる「お口の乾燥」にも効果的

保湿タイプの洗口液は、乾燥しがちなお口の中を潤し、ドライマウスの症状を和らげる効果があります。

 

(3)ブラッシングが困難な状況での補助

外出先や妊娠中のつわりなど、歯みがきが難しい時でも手軽にお口の中を清潔に保てます。

 

(4)緊急時の一時的な対策として

災害時などで水が使えない状況下でも、洗口液があればお口を清潔に保つことができます。防災グッズとして備えておくと安心です。

 

 

 

 

 選び方と使用上の注意点

洗口液には「化粧品」と「医薬部外品」の2つのタイプがあります。

 

・化粧品:お口の浄化や口臭予防を目的としたもの

・医薬部外品:むし歯や歯周病予防などの効果が期待できる薬効成分を含むもの

 

 

 

洗口液を選ぶ際は、自身が求める効果に合った製品を選ぶことが大切です。ただし、洗口液はあくまで補助的なケア用品であり、歯みがきの代わりにはなりません。また、使いすぎると口内環境のバランスを崩すおそれがあるため、使用量や頻度を必ず守るようにしましょう。

 

 

 

洗口液の効果を十分に引き出すには、歯医者さんで歯垢や歯石を除去し、お口の中を清潔な状態にしてから使い始めるのがポイントです。また、どの製品が自身に合っているかは、お口の状況によって異なります。最適な洗口液の選び方や使い方など、ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。

 

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初期のむし歯は削らず治せる!こんなにすごい再石灰化

2025年3月4日

こんにちは。院長の平田です。

3月には二十四節気のひとつである、「啓蟄(けいちつ)」があります。啓蟄とは「冬の間に閉じこもっていた虫たちが、土の中から出てくる頃」という意味です。

 

 

 

この場合の「虫」とは昆虫だけでなく、トカゲやカエル、ヘビなども含んでいるそうです。その言葉が指すように、春に向かって移り変わっていく時期なので、その季節の変化を楽しみたいものです。

 

さて、虫といえば「むし歯」が連想されますが、初期のむし歯であれば、歯を削ること無く治療できる場合があることをご存じでしょうか。

 

 

 

 

 初期むし歯は削らずに治せるって本当?

実は歯に穴が空く一歩手前の状態である初期のむし歯、専門的に「CO(シーオー)」と呼ばれる段階であれば、削らずに治せる可能性があります。

 

 

 

そのカギを握るのが、私たちの体に備わっている「再石灰化(さいせっかいか)」という修復機能です。COの段階で再石灰化を高める適切なケアを行えば、元の健康な歯に戻すことができます。しかし、痛みなどの自覚症状はまだないため、気づかないまま放置してしまうことが少なくありません。

 

 

 

 

 歯を修復する力「再石灰化」とは?

食事のたびに細菌が作り出す「酸」によって歯の表面が少しずつ溶けだします。この現象を専門的に「脱灰(だっかい)」といいます。これに対して、お口の中ではだ液の力を借りて溶けた成分を元の状態に戻す力が働きます。これが「再石灰化」と呼ばれる歯の修復機能です。

 

私たちの歯は「脱灰(溶ける)」と「再石灰化(元に戻す)」という2つの作用を絶えず繰り返しており、両者のバランスを保つことで歯の健康を維持しています。

 

 

 

ところが、このバランスが崩れて再石灰化が追いつかなくなると、やがて歯に穴が空いてしまいます。これが「むし歯」と呼ばれる状態で、この状態に至ってしまうと削る治療が必要です。初期むし歯はまさにその境界にあたり、ここで再石灰化の働きを高めることが削らずに治す重要なポイントとなります。

 

 

 

 

 再石灰化を加速! 日常ケアのポイント

歯の再石灰化を促すためには、日常の生活で次の3つのポイントを意識することが大切です。

 

・ポイント1 歯みがきは食後すぐ

お口の中の細菌は食べものから酸をつくり、これが歯を溶かす原因になります。食後すぐのブラッシングで食べかすを落とすことが、再石灰化を有利に働かせるポイントです。

 

 

 

・ポイント2 「ダラダラ食べ」「ダラダラ飲み」をストップ

お口の中に食べものがある状態が長く続くと、再石灰化による修復が追いつきません。決まった時間にまとめて食べることを心がけましょう。

 

・ポイント3 よく噛む習慣をつける

だ液には再石灰化を助ける働きがあります。しっかりよく噛むことでだ液の分泌を促すことも、歯を守る力を高めるうえでは重要です。

 

 

初期むし歯は再石灰化を促すことで削らずに治せる一方で、自覚症状がないため自身でそれに気づくことができません。また、再石灰化の力には個人差があり、それを高める方法も異なります。初期むし歯を早期に発見し、自分に合ったケアを行うためには歯科医院でのチェックが重要なポイントになりますので、ぜひ定期的にお越しいただき、削らない治療のチャンスを見逃さないようにしましょう。

 

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脳卒中と心筋梗塞リスクが◯倍!?お口の病気の恐怖

2025年2月4日

こんにちは、院長の平田です。

寒い日が続く冬場は、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まる時期です。暖かい室内から冷たい外気に触れる際や入浴など、急激な温度変化で血圧が大きく変動する「ヒートショック」がその主な原因のひとつとされています。

 

 

 

ヒートショックを防ぐには入浴前にシャワーで給湯し、蒸気で浴室全体を温めたり、外気温が比較的高い日没前に入浴したりすることなどが効果的です。

 

実はヒートショック以外に、お口の不健康が脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる病気に繋がってしまう可能性があることをご存じでしょうか。

 

 

 

 

 驚きの研究結果!脳卒中のリスクが約3倍に

脳卒中や心筋梗塞といえば、高血圧や糖尿病、高コレステロール血症といった生活習慣病がその原因として広く知られています。しかし、近年の研究では歯周病がこれらの病気のリスクを高めることが明らかになってきました。

 

実際にある研究では、心筋梗塞で亡くなった方の心臓を調べたところ、「血管の中から歯周病菌が発見された」と報告されています。さらに別の研究では、歯周病のある人はそうでない人と比べて、「脳卒中のリスクが約3倍、心筋梗塞のリスクが約2倍も高くなる」ことがわかっています。

 

 

 

 

 

 歯周病が脳卒中・心筋梗塞を引き起こす理由

ではなぜ、お口の病気であるはずの歯周病が脳や心臓の病気を引き起こしてしまうのでしょうか。

 

歯周病が進行すると、傷ついた歯ぐきから歯周病菌が侵入し、血管を通って全身へ行き渡ります。

 

 

 

近年の研究で、これらの歯周病菌が血管の壁を傷つけるほか、血液が固まってできる「血栓(血のかたまり)」を作りやすくすることがわかっています。これにより、脳や心臓の細い血管が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすリスクが高まってしまうわけです。

 

 

 

 

 今日からできる!命を守る歯周病予防

歯周病はこのほかにも、糖尿病や肝臓病、認知症、肺炎など全身のさまざまな病気の発症や進行に影響を与えることがわかっています。にもかかわらず自覚症状に乏しく、気づかないうちに進行してしまうケースが少なくありません。

 

 

 

毎日のセルフケアで予防することももちろん大切ですが、早期発見に努めることも、歯周病を進行させないうえでは非常に重要です。

 

 

歯科医院での定期的なチェックを習慣にすることは歯周病のリスクを減らすだけでなく、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気を未然に防ぐことにもつながります。歯周病予防で命を守る第一歩を私たちと一緒に踏み出しましょう。

 

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歯1本当たりの価値はいくら?知って得する「歯」産価値

2025年1月8日

あけましておめでとうございます。院長の平田です。

お正月にはポチ袋にお金を入れた、「お年玉」をお子さまに渡す文化がありますが、今年はいかがだったでしょうか。近頃は急速にキャッシュレス化が進んでいますが、今後はお年玉もキャッシュレス決済になってしまうのでしょうか。

 

 

 

さて、お金といえば皆さんはご自身の歯を金額に換算するとしたら、どれくらいの値段になるかご存じでしょうか。今回はその答えの手がかりとなる、興味深い事例をいくつかご紹介します。

 

 

 

 

 意外と知らない「1本の歯の価値」

たとえば歯科医師を対象に行った「歯の資産価値」に関するアンケート調査では、永久歯1本の価値は「平均104万円」という結果となりました。さらに、過去の裁判では、十分な検査や説明がないまま、抜く必要のない歯を抜歯した損害賠償額として「1本150万円」という判決がでたケースもあります。

 

 

 

この金額を親知らずを除いた永久歯28本で計算すると、お口の中には約3000万円もの資産が眠っていることになります。このように、私たちの歯は想像をはるかに超える大きな価値を持っているのです。

 

 

 

 

 将来の医療費や介護費にも影響する!?

歯の健康は、将来の家計にも大きく影響します。ある調査結果では、定期的にメインテナンスを受けている方は、年間の医療費が平均9.5万円、最大で13.5万円も安くなることがわかりました。10年分で換算すると、100万円以上もの差が生じます。

 

 

 

他にも、高齢者を対象にした研究においては、過去6か月以内に歯科を受診した人は、以後8年間の介護費用が安く抑えられるという結果が出ています。

以上のことからも、歯の健康を守ることは、将来の家計負担を大きく軽減できる賢い投資といえるでしょう。

 

 

 

 

 「投歯(とうし)」で歯産価値を高めよう!

歯の歯産価値(資産価値)を高めることはお金の問題だけでなく、「おいしく食事を楽しむ」「笑顔で語らう」など、私たちの生活の質にも大きく直結します。近年、歯科業界では「投資」ならぬ「投歯(とうし)」という新しい考え方に注目が集まっています。

 

 

 

「投歯」とは、将来の豊かな生活を見据えて、毎日のセルフケアと定期的なメインテナンスを組み合わせながらお口の健康維持に努める取り組みのことです。当院でも、患者さまお一人おひとりの「歯産価値」を守るため、さまざまなサポートを行ってまいります。ぜひ私たちと一緒に、未来の健康と笑顔のための「投歯」をはじめていきましょう。

 

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お口の乾燥にご用心!自宅でかんたんドライマウス対策

2024年12月3日

こんにちは。院長の平田です。

寒さが深まるこの時期に気になるのは空気の乾燥。お肌や唇のケアに気を遣っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

 

しかし、乾燥のケアが必要なのはお口の中も同じ。「口が渇くだけなのでは」と思われがちですが、お口の中が乾燥していると日常生活や健康面にも大きな影響を及ぼします。しかも、冬の乾燥とは関係なく起こるため、常に注意が必要です。

 

 

 

 

 ドライマウスの意外な症状とリスク

お口の中のだ液の分泌量が少なくなり、のどが乾いたり、口の中が乾燥し、不快感や痛みが生じたりする病気を「ドライマウス」といいます。

その症状のひとつに昼夜問わずに続くお口のネバつきがあります。この状態が続くと、食事の際に食べものが飲み込みにくくなったり、味覚が鈍くなったりすることがあります。また、滑舌が悪くなるなど、会話にも支障をきたしてしまうことがあります。

 

次に、気をつけたいのは健康面への影響です。
だ液にはお口を清潔に保ち、細菌やウイルスを殺菌・消毒する働きがあります。

 

 

 

お口の渇きでだ液が少なくなると、むし歯や歯周病、口臭などのお口トラブルが増えてしまうだけでなく、風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクも高まってしまいます。

 

 

 

 

 だ液腺マッサージでドライマウス対策!

だ液の量が少ないと気になったら、ドライマウスケアがおすすめです。毎日の簡単ケアで、お口を潤していきましょう。

お口の渇きを感じたら、まず実践したいのが「だ液腺マッサージ」です。お口の周りには3つの大きな「だ液腺」があり、優しくマッサージすることでだ液の分泌を促せます。

 

(1)耳下腺(じかせん):指数本分を耳の前(上の奥歯あたり)に当て、優しく円を描くように10回ほど動かします。

(2)顎下腺(がっかせん):あごの骨の内側にあるくぼみ(柔らかい部分)を3~4か所ほど、順番に5回ずつ優しく押していきます。

(3)舌下腺(ぜっかせん):あごの中心の柔らかい部分を、両手の親指で上向きに10回ほど押します。

 

 

 

 

 

 マッサージが難しい方には保湿剤もおすすめ

マッサージを続けることが難しい方にはお口専用の保湿剤もおすすめです。ドラッグストアなどでも手軽に入手できるので、以下を参考に症状やシーンに合わせて使い分けてみてください。

 

・ジェルタイプ

保湿効果が高く、長時間持続します。夜間の乾燥対策に、就寝前の使用がおすすめです。

 

・スプレータイプ

手軽に使えて、持ち運びにも便利です。日中のケアや外出先のケアにおすすめです。

 

・マウスウォッシュタイプ

口内を潤しながら洗浄もできる便利なアイテムです。乾燥が少し気になる方の予防ケアにおすすめです。

 

 

 

お口の渇きが気になりつつも、「これぐらいなら大丈夫」と軽く考えてしまう人は意外と少なくありません。しかし、その状態を放置するとお口の健康だけでなく、日々の生活の質にも影響を及ぼしていきます。少しでも気になることや当てはまる症状があれば、お気軽に当院へご相談ください。

 

 

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「歯にモノが挟まる」は危険信号?原因と放置のリスクとは

2024年11月5日

 

こんにちは。院長の平田です。

11月3日は「文化の日」ですが、「11(いい)3(サンド)の日」という語呂合わせから、「サンドイッチの日」でもあります。実はサンドイッチの由来でもある、イギリスのサンドウィッチ伯爵の誕生日でもあることから世界的にも「サンドイッチの日」として知られています。

 

 

 

サンドイッチは具材をパンに挟む食べもので、お花見やピクニック、運動会など幅広いシーンで親しまれていますが、挟むといえば食べものが歯に挟まることが気になった事は無いでしょうか?
「単なる偶然」と思いがちな、食べものが挟まる悩み。しかし、その症状はお口の中に何かしらの変化が起こっているサインかもしれません。

 

 

 

 

 なぜ食べものが挟まる!?

たとえば、「むし歯」や「歯周病」の進行もそのひとつです。むし歯によって歯の形が変わると、そこに食べものが引っかかりやすくなります。また、歯周病が進行して歯ぐきが痩せたり、歯が動いたりすると、新たなすき間が生じて挟まりやすくなります。

 

 

 

ほかにも、「加齢による歯並びの変化」「つめもの・かぶせものが経年による劣化や変形で合っていない」などが原因になっていることも。

特に「以前はこんなに挟まらなかったのに……」とイライラすることが増えたら要注意です。放置せずに、早めに歯医者さんで一度診てもらいましょう。

 

 

 

 

 放置するのはNG!口臭のリスクも

挟まった食べかすは細菌の絶好のすみかとなり、むし歯や歯周病を悪化させるだけでなく、口臭の原因になることも。さらに、歯と歯の間の汚れが目立つと見栄えも悪く、気づかないうちに周囲の人に不快な印象を与えてしまいかねません。

 

 

 

また、頻繁に挟まることによる歯ぐきへの刺激は、やがて痛みや出血を引き起こしていきます。放っておくと、わずかな刺激でも大きな痛みを感じやすくなり、食事の楽しみを半減させてしまいます。

 

 

 

 

 食べものが歯に挟まったら治療で解決!

むし歯が原因であれば悪い部分を取り除いて、そこにつめものやかぶせものを入れることですき間をなくすことができます。つめものやかぶせものが合っていない場合は、新しく作り直すことで問題を解決できます。

 

一方で、歯周病の場合は歯ぐきが弱って歯が動きやすいため、治療をしてもしばらくすると再びすき間が生じてしまうことがあります。そのため、歯科医院で適切なブラッシングや歯間ブラシ、フロスの使い方を指導してもらい、日々のケアを徹底することが重要です。

 

 

 

「近頃、食べものが挟まりやすい」と気にはなっていたものの次第に慣れてしまい、そのまま放置しているという方は意外と少なくありません。しかし、その些細なトラブルがのちのち大きな問題へと発展してしまうおそれがあります。「たいしたことないから」と放っておかずに、早めに歯科医院でチェックしてもらい、適切な対策を行っていきましょう。

 

 

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